先日　日帰りの下見に出かけた時のことです。下見も終えて　さて吉塚駅に戻る為に

切符を購入した後　ふと隣の販売機に５０代か６０代の年配の御婦人が何やら迷っていろんな所に手を当てて探しているのです。

その方は　視覚障害者の方でした。

「どうされましたか？」と尋ねると「切符の買い方がわからないのです。」とちょっとパニックになっていました。

「そうですか。」販売機にところどころ点字で説明してある箇所に指を触るように促すのですが「でこぼこが　読みづらいです」と小さな声で答えが返ってきたのです。

そして　声かけをしながらなんとか切符を購入することが出来たのですが

その御婦人　「すにません　戸畑駅の電車に乗せてくださりまた降ろして頂けませんか」とすまなそうにお願いして下さったのです。

その瞬間　この御婦人は駅員さんと間違えられているのだと気付いたのです。

残念ながら　私たちが行く方向と反対になるので　そこは御婦人に訳を話して　やっと　私たちが駅員でない事もわかり　駅の事務所にお願いして

その御婦人は　無事　電車に乗ることが出来たのですがそれまでの時間　３０～４０分かかったと思います。

点字ブロックや点字でしるされる文字盤だきでなく　もっと便利にスムーズにわかる情報があるといいですね。

昨日のニュースでも　視覚障害者の方が駅のホームから落ちた事件も耳にしました。

点字ブロックや点字だきでなく音声での説明やお知らせなどもっと身近に利用できると外出が楽しくなると思った次第です。