朝から忙しく　あちらこちらとプール指導でした。

そして　いよいよ梅雨入りのようですね。

そんな中で　嬉しい報告がありました。

小さい頃から関わっていた　青年K君が　無事　就職が決まり

明日から勤務だそうあです。

K君との出会いは　小学校２年生の頃でした。心臓に血管が詰まる為に　運動の制限があったり　体力の事が心配で　学校もなかなか出席出来なかったのです。

自信のない毎日でした。

そんな中で　彼との出会い。週１回　歩行と軽いピート板を使っての泳ぎ

丁寧に　体に合った　気持ちに会った　泳ぎで運動していきました。

「僕　出来るかなあ～」「先生　いいよ」と弱気になる気持ちを支えながらも「　記録会の為にするのじゃなく　自分の為にやってごらんよ」と取り組む中で　学校の悩み　先生の話し　将来の話し・・・様々な話しをしてきました。

彼の心も固さが消えて　笑顔も見えて来るようになってきたのです。

そして　高校生になった時に　いつも「早く手術をした方がいいです」と進めていた病院に　新ためて検査をしてもらったら　なんと　血管がスムーズに流れている事がわかったのです。

病院に先生も「何をしたのですか」　K君のお母さんは　週１度の水泳です。

その取り組みを話されたそうです。そして　先生が一言「奇跡ですね」

そして　もう一度　他の大学病院に行って検査して　異常がなければ「あなたは

大丈夫ですよ」と・・・そして　後日　再検査　そして「異常なし」

お母さんは　嬉しく泣いたそうです。

そして　その報告に来て下さったときに　K君は　僕に「先生のお陰で　僕の人生計画が崩れたよ。僕　２０歳までの命だったのに・・・ありがとうございます。」と・・・その言葉に「また　計画　練り直してね。楽しみがあるのは　いいでしょう」お互いに　笑顔で交わしたのです。

それから　彼は大学へ行き・・・車の免許も取得して　また１歩・・また1歩と

歩きました。転びそうな時もあったと思いますが　しっかりと前を向いて歩いています。就職しても　また新たなハードルがあると思いますが　プールでの取り組みを思い出してほしいものです。

ジャックの樹に入会して来る仲間たちは　小さな頃から様々な個性を大事に育て合う　学び合う　先生も人です。生徒も人です。その人と人が結び合う「やり取り」を大切にしているのです。

こうして　夜中に　あの子の事　この子の事を　考える時間が幸せな時間なのですね～。ありがとう！わたなべ