朝からのプール指導の中で K君が張り切ってやって来ました。私が担当を開始して数か月が経ちました。
K君は 段々と上達し周囲の方にも伝わるくらいの泳ぎ方となり お母さんもおばあちゃんも大喜びでした。
ただ 私から見ると当初から感じていたのは あせあせ感です。
いつも行動と言葉があせあせしてしまい
最後は「あ~できないよ」と怒り出すのです。
あせあせ感の中には「上手くなりたい」「早くなりたい」「長く泳ぎたい」「間違わないように」「褒め言葉の期待」があるのだと思います。そのように見えたのです。その為には 速さでカバーの行動ですし そんなやりかたしか方法がK君は知らないのです。
例えば 富士山をいつも駆け足で登り 口に駆け込んでお弁当を食べて 駆け足で下山する。
そんなイメージです。それを 私は そのあせあせ行動を緩めに張り合いながら ゆらゆらしたのんびりとした動きを伝えていったのです。ようは 駆け足で登る登山も ゆらゆらと登る登山も頂上の景色は同じなのです。なら あせあせした行動は 知っているならば 一方のゆらゆらとした味わいながら行動する方法を知ることも大切なのです。あせあせ行動が悪いのではない 例えば 急いで決まった時間の乗り物に乗る 約束の時間に行くなどの行動には あせあせした行動は必要です。しかしながら・・・ご飯を食べる 映画を見る 他者との交流する場面は ゆったりとした行動が必要だと思います。行動のバランス 暮らしの中でのバランスが成長と共に求められるのだと思います。そのバランスを K君と泳ぎを通してやり取りしました。ゆったり ゆっくり 優しくは 身体の動きを通して感じるものだと思います。
本の文章には書きてありますが 頑張り屋さんには サッパリわからないのです。
逆に 今よりももっともっと頑張れと言えわれている感じがするのかも
これからの K君とのやり取りが楽しみですね
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