今年の春で 社会人になり2年目のT君
出会うこと8ねんめになります。
他のプールへ行っていましたが 背泳ぎの体制をさせようと無理やりに大人3人がかりで抵抗するT君を背泳ぎの体制したところ 水に頭からズボンと落ちたそうです。
それから背泳ぎもできないのに 人間不信になって教室を辞めて 私のプールに来る事になりました。
初回のプールから人間不信をとる事からのスタートでした。
少しでも泳がせようと思ったとたんに奇声を上げてしまいます。
その為に 他のプール利用者さんにも理解をしてもらいながらの1歩1歩でした。
現在は 少しずつビート板を持っての泳ぎは出来るようになりましたが依然 背泳ぎの体制は20パーセント出来るようになってきました。
泳ぎを教えるとも言えませんが 彼とのこころのケアをしながらの「やり取り」をしている感じです。
私も それはそれでいいと思っているのです。
そんな中で 今日も指導をしていると 近くでいたおばあちゃんが「あら・・あなた 顔は水につけられるの」質問してきます。「いいえ」と返答すると「そう!!私も20代の頃に海で釣り船がひっくり返ってから 水が怖いのよ。それから76歳までプールにこれなかったの そして77歳で やっとプールに来てね 顔が水につけるまでには3年かかったのよ。大丈夫 あなたは まだ若いからね ゆっくりしなさいよ」と暖かい理解をしてくれました。そんな素敵な出会いがありました。
T君も嬉しそうでした。これからもT君と素敵な心と体のやり取りをしていきたいと思います。
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